サウンド・インスタレーション 「と、彼は言った」 Sep.20-Sep.28, 2014



サウンド・インスタレーション
「と、彼は言った」



 

平成26年9月20日(土)~9月28日(日)
 会場:愛知県立芸術大学サテライトギャラリー



古い家具が点在する、どこか暖かくて、懐かしくて、それでいてほんの少し違和感のある、部屋の様な場所。展示空間が舞台となる、見えない彼の物語。3人の 作家がそれぞれに創りだす時空間が、一つの物語を浮き上がらせる。スピーカーから流れる音響と電圧操作によって、物語はリアルタイムに生成される。



野呂 有我
中川 丘
関 光穂

















ここは「彼」の部屋です。
記憶や経験や、想いなどが沈殿しています。

「彼」は、一体どんな人物なのか、
「彼」は、あなたとどんな関係なのか、

少し、想像してみてください。
 





























 あなたが感じた、あるいは考えた、
「彼」は、確かに存在します。

「彼」は、あなたの記憶からつくられて、
あなたが生きている限り、
消える事はありません。

「彼」と、あなたの関係について、
もう少しだけ、考えてみてください。











野呂 有我

愛知県立芸術大学大学院作曲領域を2014年に修了。時間経過を伴った表現に興味があり、音楽を中心に様々な手法を試みている。最近の活動に、 OASIS21の照明とダンスと音楽表現による「dbcd013」音と照明と映像を伴う舞台作品「3=1+1+1≠2+1」音と照明を伴う展示作品 「揺れ動くもの」などがある。その他、映画や舞台、メディア作品への音楽提供多数。  


中川 丘

愛知県立芸術大学大学院音楽研究科前期博士課程音楽専攻作曲領域2年在籍。音楽にテクノロジーや、空間要素、何らかのオブジェクトが相互干渉する ことによって生じる変容に興味を持ち、様々な媒体を用いて作曲を行う。CCM2014入賞。これまで、瀬戸内国際芸術祭2013サクソフォーン・アイ ランド伊吹島でのディレクション、愛知県立芸術大学芸術資料館「ON-色は匂へと colors of note」のサウンドデザイン、オペラ「窓」での音響作曲などを行う。


関 光穂

同志社女子大学音楽療法コース卒業。在籍中に電子音楽の作曲を学び始める。フランスにて行われたfestivalFUTURA2012のアクースモニウ ム・ワークショップに参加。現在、愛知県立芸術大学大学院にて作曲を学ぶ。最近は電子音楽の作曲やインスタレーション作品の制作、マイムと電子音楽の ための作品の制作などを行っている「。CCMC2014」にて『たけのはな』(電子音響音楽作品)入選。「ART-SETOUCHI2014春」にて 『ひかりだま』(インスタレーション作品)を展示。他過去作品→http://soundcloud.com/mth1182/